2年生の理科では、
「炭酸水素ナトリウム」が化学の単元の
初っ端に出てきます。
入試でも頻出の化合物です。
この物質って日常生活で広く使われてるんですよね。
料理では、ベーキングパウダーとして。
洗剤には、重曹として。
薬には、胃薬の成分の一つとして。
学校の勉強が将来、何の役に立つのとよく質問がありますが、
例えば、理科は日常生活と密接に関係しています。
買い物をするときでも、その製品の売り文句をうのみにすることなく、
商品の成分表を見ることにより、
本来の効用、効果を考えることができます。
「あ~、この胃薬って、炭酸水素ナトリウムが含まれていて、過剰に分泌された胃酸を中和してくれるんだよね。
あっ、後飲んだ後にげっぷが出るかもしれないけど、それは炭酸水素ナトリウムが分解されたときにでる二酸化炭素によるものなんだ。でね、この炭酸水素ナトリウムはベーキングパウダーの主成分で、加熱した時の熱分解によって、二酸化炭素が出てきて、これが内側からパンとかホットケーキを膨らませてくれるんだ。さらに、洗剤としての重曹の役割は…」
こんな感じで話すとうざがられるので、知識の使い方には気を付けましょう。
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